令和7年10月21日
10月4日の「フルスペック方式」での自民党総裁選、10月10日の公明党による連立離脱表明、そして10月20日の「自由民主党・日本維新の会 連立政権合意書」締結を経て、10月21日の臨時国会で首班指名選挙が行われ、高市早苗氏が第104代内閣総理大臣に就任しました。
1885年(明治18年)に初代内閣総理大臣として伊藤博文が就任して以来、実に140年を経て誕生した初の女性首相です。
この間、明治から大正、大正から昭和へ、そして平成、令和へと時代は移り、普通選挙法の施行など制度や環境は大きく変化してきました。
第104代内閣総理大臣は、通算67人目の首相でもあります。
ジェンダー平等の象徴としてだけでなく、これまでの66人とは異なる個性と背景を持つ点にも注目すべきだと思います。
たとえば、保守本流から生まれた女性首相であること、禅譲ではなく党員・議員票の双方で勝利したこと、政治家一家の出身でないこと、さらに若年層からの支持が厚いことなどが挙げられます。
こうした背景には、インターネットの一般化やSNSの普及による政治参加層の拡大もあると考えられます。
その一方で、「議員票 vs 党員票」「若年層 vs 年配層」「組織団体 vs 新たな支持層」「右 vs 左」といった、意図せぬ対立構造も浮かび上がりました。
いま、国内外の課題が山積する中で、高市首相への期待は大きく、特に「都市 vs 地方」という構図の中で地方が埋没しないような政策推進を望む声も少なくありません。
衆参で多数を持たない厳しい状況の中、この先数々の試練が待ち受けていることと思いますが、日本を安定的に成長させるためにも、長期安定政権の実現を心から願っています。
相変わらず慌ただしい日々の中で、改めて歴史的な一日を振り返る僅かな時間を持てました。





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