佐藤知事をはじめ、県内自治体や姉妹都市等の首長、衛藤晟一・古庄玄知両参議院議員や広瀬建衆議院議員など、多くの来賓が出席する中、その末席に身を置き、市制施行20周年記念式典に参列した。
前職のことであるが、竹田市役所に奉職して以降、5人の市長に仕えた。旧竹田市時代の2人の市長はすでに鬼籍に入っている。
会場には、新市制以降の3人の市長の姿があり、これまで地域に貢献してこられた多くの方々と言葉を交わすこともできた。
そのような中、10年前の市制施行10周年記念式典では、市長公室長として裏方で汗を流していたことが懐かしく思い出された。
この10年、20年、そして市職員時代から数えて38年――。辛いことや悲しいこともあったが、多くの楽しかったことや嬉しかったことの断片が、セピア色の記憶の中から甦ってくる。
式典のエンディングで子どもたちとともに「荒城の月」を歌いながら、この地に大地がある限り、人々の営みが続く限り、行政サービスが末永く、かつ充実したものであり続けることを願った。
そして改めて、今自分に課せられている役割の重みを自覚し、背筋を伸ばし、姿勢を正した。
