朝晩が冷え込む中、12月議会も本日閉会を迎え、今年もあと20日足らずの道のりとなった。
議会開会後、この間、中九州横断道路シンポジウム、地方議会活性化シンポジウムなどに参加するとともに、私学協会や中小企業団体中央会など各種団体との意見交換も議会の間を縫って、慌ただしく重ねてきた。
ところで、数日前から頭を過っていたこと、それは30数年前に自身も起こした交通事故についてだった。
かつて1万人を超えていたこの国の交通事故死亡者数は、今は2,700人弱に減少している。
道路が整備され、車の安全性が向上し、シートベルトが義務化され、そして何より市民の安全意識が向上したことなどが理由として挙げられる。
「自動運転が普及すれば、死亡事故はゼロになるのだろうか」、そんなことに思いを巡らせていた。
そして、昨日突然、竹田市内での交通死亡事故の報道に接した。
しかも、犠牲者は若い頃によく通った飲み屋のママさんであった。見通しの良い交差点での事故、そして2名の死。
長く生きていると、事故や災害など一瞬前まで予想しなかったことが起きる。本当に何があるかわからない。
在りし日のママさんを偲びながら、年の瀬が迫る夜の街へと続く道を歩いている。